文部科学省 令和2年度第2次補正予算「先端研究設備整備補助事業(研究活動再開等のための研究設備の遠隔化・自動化による環境整備)」に採択されました (令和2年7月10日)

新型コロナウィルス感染症のため滞っている研究活動を、遠隔測定技術や測定自動化などによって再開・効率化することを目的に実施された文部科学省 令和2年度第2次補正予算「先端研究設備整備補助事業(研究活動再開等のための研究設備の遠隔化・自動化による環境整備)」に採択されました(応募91機関、採択30機関、最大1機関1億円)。

本学では、本学・大阪市立大学・奈良工業高等専門学校と共に、令和元年度より進める阪奈機器共用ネットワーク事業において、大阪市立大学・奈良工業高等専門学校と協働でNMR装置や電子顕微鏡、ESR装置の遠隔化・自動化の取組を他に先駆けて進めてきました。

これらの経験を活かし、同2次補正予算先端研究設備整備補助事業では、研究推進課・オープンファシリティ推進支援室・当センターを中心に、NMR装置群の全学的な自動化・遠隔化や、クライオ電子顕微鏡のサンプル前処理装置の導入などを行うよう提案しました。提案内容が評価され、採択に到りました。

今後は、これらの提案内容の遠隔支援機器や前処理機器の導入を進め、全学機器共用事業を通して、研究活動の再開や効率化に貢献していきます。

 

・ 文部科学省「先端研究設備整備補助事業(研究活動再開等のための研究設備の遠隔化・自動化による環境整備)」の公募について(令和2年5月28日)

・ 文部科学省 令和2年度第2次補正予算「先端研究設備整備補助事業(研究活動再開等のための研究設備の遠隔化・自動化による環境整備)」の採択機関の決定について(令和2年7月10日)

大阪大学・大阪市立大学・奈良工業高等専門学校で進める阪奈機器共用ネットワーク事業と同事業で進めるNMR・電子顕微鏡・ESR装置などの遠隔利用の取組