大野技術専門職員が日本塑性加工学会 学会賞(匠賞)を受賞しました。

当センター工作支援室機械工作メインショップの大野技術専門職員が、一般社団法人 日本塑性加工学会 2022年度(第57回)学会賞(匠賞)を受賞しました。

 日本塑性加工学会 2022年度(第57回)学会賞(匠賞)

  「圧延研究のための新規実験装置の設計と製作」 大野 功司 (大阪大学科学機器リノベーション・工作支援センター)

大野技術専門職員は、工学研究科マテリアル生産科学専攻の宇都宮教授らの研究グループが新たに提案された「金属をロールで押しつぶし伸ばしていく圧延加工において、どう材料が変形していくかのプロセスを直接その場で観察するための2つの圧延実験装置」の設計・製作を行いました。
これらの新しい圧延実験装置の設計・製作が評価され、日本圧延加工学会の学会賞(匠賞)を授与されました。大野さんおめでとうございます!

天動説型圧延試験装置

ロール自走式圧延試験装置

(上段)受賞した大野技術専門職員と授与頂いた顕彰メダル。
(下段)受賞対象となった新しい圧延実験装置。工学研究科宇都宮教授らの研究グループからの依頼により本センターで設計・製作(左:天動説型圧延試験装置、右:ロール自走型圧延試験装置)。
これらの新規試験装置の詳細について宇都宮教授による#こちらの解説記事をご覧ください。

本受賞に繋がる新しい実験装置製作をご依頼頂き、また受賞にもお力添え頂きました宇都宮 裕教授(工学研究科マテリアル生産科学専攻)を始め、関係者の皆様に深く感謝致します。

  2022年度(第57回)学会賞 受賞者名簿(贈賞日:2022年6月3日)
   ・一般財団法人日本塑性加工学会
   ・機械工作メインショップ
   ・大阪大学工学研究科マテリアル生産科学専攻 宇都宮研究室(材料形態制御学領域)

  #宇都宮 裕, その場観察による圧延現象の解明, 山陽特殊製鋼技報, 29 (1), 3-11, 2022.